R5 3年生

将来像を投影しながら社会を学ぶ。

社会科 公民の授業、本日の課題は『なぜ働き方が多様化してきているのだろうか』でした。黒板には「正規労働者」「非正規労働者」「パート」「アルバイト」「契約社員」「派遣社員」といった “今風” の単語が並びます。課題の解決に向け、まずは各自がタブレットPCに用意された様々な資料とにらめっこ、労働者と雇用者 両方の立場から意見をまとめます。その後の意見交流にて、真っ先に出されたのは次のような意見でした。「アルバイトなら都合のよい時間にできるから、大学生になった時など、学費を稼ぐのにいいからだと思います」「アルバイト等の非正規だと、必要な分だけ仕事して、後の時間は勉強とかにあてられるからだと思います」これらの意見には、生徒たち自身の将来像が投影されている気がしました。授業の中、生徒たちは自分の進路(=生き方)を見つめたのでしょう。社会科の一単元を学んだと言うよりは、社会のことを学んだような、そんな一時間でした。