校長室より

美術の授業より〈感性、思考力、知識、+α〉

2年生の美術授業を参観しました。

生徒たちはまず、用意された2枚のポスターを見て、自身の感じ方を交流しました。それぞれの生徒がそれぞれの感性でポスターを見つめます。

次に、見る人の感性に訴えかけるための、ポスターの工夫について考えました。ここは生徒たちにとって、いわば思考力発揮の場です。文字の使い方やイラストの大きさ等、一枚のポスターにも工夫がしっかりと詰まっているものです。

さて、授業の中で教科担任はPCを大型モニターにつなぎ、自身の手許を映そうとしました。が、うまくいきません。「校長先生、(接続の仕方が)分かりますか?」と聞かれたものの、もちろん分かりません😭 教科担任と私とで、しばし あたふた・・・。そんな時、生徒の中から遠慮気味に、いくつかのつぶやきが聞こえてきました。どうやら接続の仕方をつぶやいているようです。生徒に向け「お願い!」と言いながら手招きすると、そのうちの一人が前に出てきます。何やらPCをちょちょちょいと操作すると、おお、モニター画面に映像が! 正直、ICTに関わる知識は、私なんぞ中学生の足元にも及びません。お恥ずかしい限りです・・・😅

ただ、生徒の見せてくれたこの行動って、知識さえあればできるってもんでもありませんよね。困っている人を助けようとする気持ちとか、率先して行動する気持ちとか・・・そんな+α(プラスアルファ)があるからこその行動です。感性思考力知識、そして+α(プラスアルファ)。どれも伸ばしてゆきたい力なのでしょう。《以上、ICTに関する自身の知識不足を嘆く中山が、窮地を救ってくれた生徒たちに厚く感謝しながら記述しました。》