2年生

平安時代へタイムスリップ!

《少し前、昭和の時代から令和の時代へとタイムスリップした男性がドタバタ劇を巻き起こし・・・というテレビドラマが放映されていました。なかなか評判がよく、確か、その題名は流行語大賞に選ばれていたはずです。年月の流れは、世の中のアレコレを大きく変えてしまうものなのでしょう・・・。》

国語で古典の学習をしています。本日は清少納言の『枕草子第151段「うつくしきもの」』を読みました。今さら説明も不要ながら、「うつくしきもの」は「かわいらしいもの、いとおしいもの」と訳せます。清少納言が「かわいいな、いとおしいな」と感じるものが列挙してあるのですが・・・「うつくしきもの。瓜にかきたるちごの顔」ん? 「すずめの子のねず鳴きするに・・・」ん?ねず鳴き?? といった具合に、生徒の頭には疑問符が次々と浮かびます。まあ、無理もありません。昭和から令和にタイムスリップしただけであれだけドタバタするんです、まして平安時代にまで行ってしまえば、そりゃあ、“???”だとしても不思議はありませんよね。そんな中、生徒たちは「こういうことかな?」「ああ、ここは分かる気もする」といった具合に、清少納言への “共感” を必死に探していました。それは、同じ日本人として日本人を理解する作業であり、日本の文化や伝統や歴史に思いを馳せる作業です。学校で古典を学ぶ意味は、そんなところにもあるのでしょう。

平安時代へタイムスリップ!古典をぜひ楽しんでください🤗