数学で「角の二等分線」について勉強しています。生徒たちの机上には青い紙でできた直角三角形。実際に折ったり線を引いたりしながら、まずは折り目について気付いたことをまとめます。用意されている学習プリントも併せ、本日の教材はアナログな感じです。
その後、気付いたことを挙手により交流。ある生徒が「折り目により90°の角が半分となり45°で・・・」と、少し踏み込んだ意見を述べました。ファンタスティックな意見なのですが、さすがに口頭でそのイメージを伝えるのは難しい。実際「今の意見わかった?」という教科担任の問いかけに、手の挙がる生徒はたったの一人でした・・・無理もありません。そこで登場したのがタブレットPC。教科担任はその場で「青い紙でできた直角三角形」をパシャリと撮影、大型モニターに映し出します。先程の意見をなぞり大型モニターに書き込みをしながら理解を促します。デジタルな支援を受け、「ああ、そういうことか」と納得する生徒たちでした。
その場その場でアナログとデジタルを使い分け、仲間との協働の中で学ぶことは徹底的に大事にしながら・・・そんな数学の授業でした。