校長室より

科学者たちの追究

3B理科授業を参観しました。「酸性の水溶液とアルカリ性の水溶液を混ぜると・・・」という学習でした。

まずはみんなで前に集まり、教科担任の行う実験に注目です。液体を混ぜたり熱したりするたび、何らかの変化が生じます。生徒たちからは、「おー」とか「えっ」とか、自然と声が漏れ出ます。実に楽しそう。実験はかくも魅力的です。

ただ、本時はそれで終わりません。席に戻り、ホワイトボードにイオンモデルを描きながら、事象の説明に挑戦です。うわぁ難しそう・・・ソレは、根っからの文系人間である私がまず抱いた、偽らざる感想でした。ところが、生徒たちは変わらず実に楽しそう。文字通り “みんな” でアレコレ話し合っています。何だか、科学者たちの追究みたい・・・我ながらよく分かりませんが、次に抱いた感想はソレでした。

  

実験も考察も、生徒たちの楽しそうな学び方は共通していたんです🤗  なんて素敵な学び方。勉強のあるべき姿・・・! 受験期だろうと何だろうと、大事にし続けてほしいものです。

一服の清涼感を味わいつつ、私は “科学者たちの追究” の続く理科室を後にしました。