校長室より

“影の努力” が校舎内に満ちている

昼休みに校舎内を散歩しました。

音楽室からピアノの音が聞こえてきます。のぞいてみると、そこに二人の女子生徒。2年生です。一人はピアノ伴奏、もう一人は黒板に向かい指揮練習をしています。どうやら卒業式で伴奏と指揮を任されている二人のようです。声をかけようと思いましたが、やめました。練習の邪魔になってもいけませんので。

  

被服室には四人の生徒がいました。何してる?と思い入室すると、でっかいB紙を前に作業をしています。こちらも2年生でした。そこに職員もいたので、私は職員に「級長会?」と質問しました。そして「そうです」との返答を得ました。他にいろいろ聞きたかったけれど、やめました。作業の邪魔になってもいけませんので。

2階メディアルームの一角では、PCを前に1年生が何やら打合せをしています。ちらと画面をのぞき込めば、そこには振り返りが なんちゃらかんちゃら と書かれています。何の打合せか詳しく聞こうと思いましたが、やめました。やはり邪魔しちゃいけませんので・・・。

年度末、いろんな生徒がいろんな場所でいろんな仕事をしてくれています。卒業を間近に控えた3年生も例外ではありません。たとえば「答辞」を読む生徒たちは、朝早くに登校し練習を重ねたりもしています。

生徒たちの “陰の努力” が学校を回している・・・『1cmの主体性 〜与えられる存在から与える存在へ〜』を合言葉とする本校の、誇らしき事実です。