校長室より

小倉主任のブログ『粘土制作2日目(3年間の集大成)』をぜひお読みください。

今日は3年生の粘土製作最終日だった。あえて言い換えれば、それは「義務教育最後の粘土製作日」となる。そんな今日の、製作を終えた後の反省会は感動的だった。生徒から出てくるのは保母先生への感謝の言葉、粘土学習への満足感、仲間とともに取り組めた喜び・・・生徒たちの〝歩み〟や〝歴史〟に裏打ちされ、それらすべての言葉は、聴く者の胸を打つ力に満ちていた。かくいう私も、ほんのちょっぴりうるっとなって・・・いや、年をとると涙もろくなるというのは本当かも知れない。そんな私の隣にいた小倉主任が、私に小声でつぶやいた。「このこと、ホームページに書いていいですか?」ホームページへの寄稿が趣味(?)の私に気を遣ったんだろうが、いいに決まってる。3年主任として、あふれ出る何らかの想いがあるんだろうなと思った。で、 小倉主任は「粘土制作2日目(3年間の集大成)」なるブログをしたためた。1〜2分あれば読める量ながら、そうさなあ、小倉主任は1時間ほどの時間をかけていた。殴り書きなど決してできない、いや、したくない内容だったのだろう。

昔のヒット曲のフレーズに “言葉は心を超えない ♬” というのがある。その通りだと思う。が、生徒たちの言葉も小倉主任の言葉もたまらなく美しい。きっと言葉の中に、それ以上に美しい心が密やかにきらめいているのだろう。

私がここで何を書こうと、今日の小倉教諭のブログになんぞ到底かないっこない。ああ、敗北感・・・。ただまあ、今回の敗北感は極めて爽快!生徒の心も本校職員の心も、世界中に大声で自慢したい私である。