全校

「ひびきあい集会」〜 人権、生命について考える〜

11月から12月にかけ、本校では「人権」「生命」について重点的に考えています。本日もその一環として、恵那消防署の吉村敏治様を講師に、「ひびきあい集会」と名付けた講演会を開催しました。講師の吉村氏は被災地で救助活動に従事した経験をおもちで、今回はその実情や被災地の様子、さらにはそこで感じたこと・考えたことについてお話しくださいました。「水がある、風呂に入れる、そんな “当たり前” が幸せだと気付いて⋯」「行方不明者捜索の様子を遠くで見つめる家族の姿を見ると、何としてでも救い出すんだという気持ちになって⋯」そんな、吉村氏のお言葉のひとつひとつが、なんだか胸にずんと響く気がしました。

講演後の夕学活で、生徒たちは講演を聴いての感想をまとめました。生徒それぞれに心揺さぶられたようで、それぞれの学びが丁寧にまとめられていました。その中のひとつを紹介します。

吉村さんのお話を聴いて、まず震災はとても怖いし大変だと改めて感じさせられました。特に、実体験の話がとても印象に残っていて、中学生のはのんさんは私たちと同じ中3の子なのもあって、どれだけ辛い思いをしたのか考えると胸が痛くなりました。吉村さんたちは、被災地に行って、大変な生活をしながらでも、たくさんの人をあきらめずに助けてくれていることを知って、私も、たくさん人を助けられるようになりたいと思いました。ありがとうございました。

なお、吉村氏は「命」の尊さ・大切さを強調しながら、日頃から防災について家族とよく話し合っておくことの大切さを説いていらっしゃいました。ご家庭でぜひ話題にしてみてください。