全校

能登からの手紙

12月10日に実施した「ひびきあい集会」では、恵那消防署の吉村氏に、被災地でのボランティア体験を聴かせていただきました。ただ、生徒たちの学びはそれで終わりませんでした。その後も、被災地の生活についてや防災について、動画等も使いながら学習を進め、その理解を深めました。

本校の伊佐地教諭は、機会を見つけては能登に出向き、現地でのボランティア活動を続けています。そのことを知った生徒たちから「次にボランティアに行く際、現地の方々に、自分たちの書いた “激励の手紙” を渡してほしい」という要望が出されました。これは、生徒たち自らが考え出てきた、生徒たちなりの「自分(たち)にできること」でした。伊佐地教諭は快諾し、1・2年生のしたためた「激励の手紙」の束をもち、先日、能登へと向かいました。

すると⋯能登にお住まいの方から、こんな返信が届きました。

前略 瑞浪南中学校のみなさん、こんにちは。

皆さんからいただいたお手紙どうもありがとう。若い皆さんが毎日一生懸命生きている様子が感じられる内容で、元気パワーをもらいました。能登の私たちがこんなことでは、未来に向かって前進している若者たちに胸をはって生きているのか?と自問自答の日々です。復旧がなかなか進みませんが、それでも少しずつ前進しています。めまぐるしく変化する中でも、ふるさとに住みたいのに住めない環境になり、危険区域になった場所には戻れなくなり、涙する人もたくさんいます。今までは当たり前と思っていたことが、どれだけ恵まれていたのか思い知らされる毎日です。そんな中でも、子どもたちの笑い声を聞くと、すごく元気をもらえます。仮設住宅に住んでいても、私たちの輪島市の町野町という地域では、お店が一軒しかなく、そこまでお買い物に行くには、小学生では「はじめてのおつかい」みたいに、まわりの人々が声をかけ合って助け合っています。どんな小さな子どもでも、何かの役に立つことに喜び合い過ごせる街が大好きです。人口が少なくても、このふるさとと共に生きていきたいと思っています。

皆さんも人々と仲良く、今の環境に感謝して過ごしてくださいね。

今、地図帳を広げて瑞浪の場所を見つけました。この手紙がうまく届いてくれますよう、皆さまに心を込めて送ります。

いろんなことを感じ、考え、心動かされる手紙です。さて、皆さんはこの手紙からどんなことを感じ、考えるでしょう。自分たちにできることは何なのか、自分たちはどう生きるべきか⋯引き続き、学校でも家庭でも、友達同士でも家族でも、いろいろと話し合い 考え合いたいものです。

能登からの返信に心より感謝いたします。そして、被災地の復興を心より祈念いたします。