▶昨年のPTAでも柱のひとつとして注力されておりました家庭での「情報モラル」に関しては、今年度のPTAでも継続して力を入れていきたいと思っております。「情報モラル」に関する教育は学校だけではどうしても限界があり、ご家庭での指導こそやらなければいけないことだと思います。
▶今の時代は多くのお子さんがスマホを所持しており、しかも我々親や先生よりも子供たちのほうが様々なアプリを理解し、スマホ機能をよく使いこなしております。たとえばSNSでいうと、我々大人の場合、情報伝達手段はLINEが主流ですが、子供たちの間ではDiscordを使用している子が多いのではないでしょうか?もしかしたら中にはニュースで話題になっているTelegramを使用している子供もいるかもしれません。「Discordって何?」という方、少しだけ危機感をもたれた方がよいかと思います。今の中学生に受け入れられているカルチャーは何なのか?子供が使用しているアプリやゲームは何なのか?誰の配信をよく視聴しているのか?そういったことを親自身も学んで理解する、それで初めて子供と同じ目線で話せるようになるのではないでしょうか。
▶まず親が子供に歩み寄り状況を把握することが第一で、そのあとで子供と一緒にルールを作っていくということが重要になってくるのかなと思います。ルール作りは一方通行では絶対に成り立ちませんので。
▶最後に私が一番大切だと思っていること、それは子供がトラブルに巻き込まれたときに、すぐに親に相談できる関係性を築いておくということです。親から子供への一方的な管理&制限というのは、トラブルを隠そう、バレないようにしようという力が強くなります。事態が手遅れになる前に、子供が「助けて」と言える、親も子供が出すSOSのサインに気づく、そういう関係性を日頃から作るように心がけることがもっとも重要だと考えています。PTAとしてもそのような関係構築をサポートできるよう、情報モラル教育に対して取り組んでいくつもりでございます。