山下正次さんを講師にお招きし、3年生を対象に「狂俳講座」を開きました。まずは狂俳の基礎知識を学び、実際の句づくりに挑戦です。生徒たちは指を折り「七・五」を数えながら、思い思いに句を詠みます。その様子も楽しそうで印象的でしたが、私は、山下さんの最後の言葉が印象に残りました。山下さんは生徒たちに向け、「貴重な時間を狂俳に使ってくれてありがとうございました」と頭を下げました。そして、狂俳という文化をぜひとも残していきたい旨を熱く語られました。その言葉は、地域への誇りや愛着にあふれたものでした。卒業を控えた3年生が、本日、陶地区でも稲津地区でも大切にされている「狂俳」という文化を学び味わいました。地域を感じ、地域を学ぶ時間でもありました。