3年生

勉強はおもしろい!

技術でミニトマトの栽培が始まっています。播種(種まき)を済ませ、本時は今後の見通しをもつ時間でした。芽が出てある程度育ったら次は鉢上げ、つまりはより大きな鉢への移植です。栽培については小学校でも学習している生徒たちですので、播種も鉢上げも、ああ、やったやったって感じでしょうか。中学校の学習で、経験と知識(専門用語)とが結びつきました。

教科担任は生徒たちに質問します。「でもさ、何で植えかえるわけ?最初から大きな鉢に植えときゃいいんじゃないの?」教室はシーンと静まり返ります。確かにそうだ。その方が能率的なのに・・・。教科担任は、人生になぞらえ説明しました。小さな鉢でストレスをため我慢しながら根を張ったミニトマトが大きな鉢に移ると、開放感かな? グンと力強く根を張ろうとする。だから強く育つ。人生と同じ、我慢することも大切なんだろうね。といった説明でした。授業を見ていた私には、その説明が妙に興味深くて、ああ、勉強っておもしろいなぁと改めて思ったりもしました。

勉強にはいろんなおもしろさがあります。そんなおもしろさを、学習意欲あふれる本校の生徒たちもおおいに感じられるといいですね。