校長室より

1cmの主体性 〜2年生による粘土制作後の清掃活動〜

2年生が2日間にわたり取り組んだ粘土制作。5時間目の途中からはその後片付けをしました。さすがに粘土を扱っただけあり、床や机は見事に真っ白。“原状復帰” を目指し、生徒たちは奮闘しました。

膝をつきウッドデッキを磨く、二人の男子生徒がいました。頑張るその姿を写真に収めようと、私はカメラ片手にウッドデッキに出ました。すると、二人のうち一人が「あっ」と声をあげます。視線は私の足元に。私も足元を見ると・・・うわっ、そこには白い足跡が。床についた粘土の “白” を、私はウッドデッキに運んでしまったようです。申し訳ない。そして、めんぼくない。するとその生徒は私に近寄り言いました。「校長先生、足を上げてください。」言われるがままに足をあげると、私の靴裏を雑巾でふき始めます。最後に「これで大丈夫です。」とひと言。本当に本当にありがとう!

それにしても、自分たちで汚した場所を自分たちできれいにしようとする心のなんと清々しいことか。みんなで取り組もうとする心のなんと気持ちのよいことか。

気持ちのよい2日間の締めくくりでした。