(前略)
ある日 卒然と悟らされる
もしかしたら たぶんそう
沢山のやさしい手が添えられたのだ
一人で処理してきたと思っている
わたくしのいくつかの結節点にも
〈 茨木のり子『知命』より抜粋 〉
宮沢賢治の手書原稿(複写)を寄贈いただいたことは、昨日のブログでも全校放送でも紹介しました。昨日から図書室前に展示してあるのですが、ふと見るとその横にイスが置かれ、大きめの白い本が載っています。本の題名は「永訣の朝」。宮沢賢治の詩や物語が、イラストとともに紹介してあります。なかなか立派で、 おしゃれな詩集とも画集とも言えそうな代物です。実はコレ、昨日 本校にいらっしゃっていた学校司書の西尾先生が用意してくださったものです。ここにもやはり、寄贈してくださった波多志津子様と同様に「生徒たちが関心をもってくれれば、喜んでくれれば」という思いがあるようです。
そんなことを考えていたら、ふと上の詩が浮かんだ次第です。
学校はいろんな人に支えられています。