生徒たちは今、「速度」の勉強をしています。本時は「瞬間の速度」をはかるための方法を学ぶことが課題でした。「記録タイマー」なる道具に細長い紙をセットし、おのおのそれを引っ張ります。引っ張る「速度」は人それぞれ。紙に打たれるドット(点)の間隔も、当然ながらまちまちです。その後、ドットの打たれた紙に印をつけていくのですが、教科担任はこう説明します。「じゃあ、打たれたドット(点)を6つ数えて、そこに線を引いてください。6つですよ、ここ、間違えないように。」なぜ “6つ” なのか、その時に説明はまだありません。が、一人の生徒がぼそっとつぶやきます。「あ、(記録タイマーが)1秒間に60回(ドットを)打つって言ってたから、それが関係してんじゃない?」その後、教科担任は全体にこう問いかけます。「なぜ6つか分かる?」するとあちこちから「0.1秒・・・」といったつぶやきが起こります。そうか、あちこちで気づいてたんだね、「6つ」の “意味” を・・・!
“意味” を考えながら学べるってすごいと思います。主体的な学び方・・・思考力きらり★ です。