社会科で研究授業を行いました。参観者は9名ほどでしたが、授業の様子は、後日 動画にて市内社会科の先生方全員に見ていただきます。この日は大阪国際空港騒音訴訟を話題とし、「公共の福祉」について考えました。個人の人権と公共の利益との微妙な関係についての考察です。「飛行の制限などを求めた住民の訴えは認められるか」という課題に対し、資料とにらめっこしながら 根拠をもって自分の考えをつくる生徒たち。その考えを積極的に皆に伝えようとする姿もあわせ、さすがは3年生! という感じでした。公民の授業で出される課題は、“白か黒か” でくっきりと分けられないものが多い気がします。社会をいろんな角度から見る、いろんな人のいろんな考えに触れる・・・そんなことが求められているのかも知れませんね。中学3年生が「公民」を学習をする意味が、なんだかわかる気がします。