会場は体育館。ステージの電灯は、光量でフロアのそれに勝っている。強い光に照らされる立候補者たち。スポットライトのようなまぶしさが、晴れやかではあるものの何かしら緊張感をかきたてる。
フロアに座る生徒たちの列は、いつもの集会より横に短い。この会に3年生はいない。来年度はここにいるメンバーに新1年生を加えた面々が「瑞浪南中の生徒」と称される。そんな来年度に向け、生徒たちはここに集っている。
さて、立会演説会の感想を3つ。
①姿勢が美しい
立候補者も責任者も背筋を伸ばし 張りのある声で演説していました。それを聴く生徒たちも、俗に言う三角座り あるいは体育座りで背筋を伸ばし、演説者を真っすぐに見つめていました。姿勢が美しい。心は姿勢に表れる。
②責任者の責任感
立候補者の演説と同じく、責任者たちの応援スピーチもすばらしいものでした。堂々と、はきはきと。きっと何度も練習したんだと思います。責任者の責任感ですよね。
③伝統がつながる、深化する
立候補者たちからは「挨拶」「地域とのつながり(ボランティア、アルミ缶回収)」「学年間の交流」といった内容が多く語られました。これらは特に目新しいものではありません。今年度も全校で取り組んできたことです。だからこそ価値があります。これらに着眼するのは、今年度もその活動を大切にしてきたからこそでしょう。伝統ってやつはこうやってつながり、深化されてゆくのだと思います。あ、伝統と言えば、会場の片付けは今回も立候補者と責任者と選挙管理委員の手によって、自主的・主体的に行われていました。てきぱきしていました。本物のリーダーは自ら行動する、そんな伝統も引き継がれているんだなぁ・・・嬉しい発見でした。
立候補者の複数出ている役職もあります。当落は近々明らかになるでしょう。ただ、当落に関わらず みんな立派でした。やる気も意欲も事前の努力も💮(花マル)です。今後おおいに活躍して欲しいなと、素直に思わされました。内容ある立会演説会でした。