1年生

心が歌声に表れる。心が姿に表れる。

音楽で合唱曲『大切なもの』を練習しています。この曲、1年生にはやや出しにくい低い音もあるかな? いやいや、それでも歌い上げているから立派なものです。

曲は「大切なものを〜 ♬」のフレーズで終わります。題名が歌詞として曲の最後に用意されているのです。本日は、この最後のフレーズの歌い方を学びました。声量を抑え、同じ音を伸ばします。教科担任が範を示した後、実際に歌ってみました。うん、悪くない。いい感じ。すると教科担任はこう評します。「技術的にマル! じゃあ今度は、そこに感情、心を込めてみようか。みんな “大切なもの” を思い出しながら歌ってみよう!」すると・・・ホントに不思議なのですが、明らかに先ほどとは違うんです。何がどう違うか、音楽の素人である私に言語化できるはずもありません。ですが、ドラマチックになったと言うか、しみじみとした余韻が生まれたと言うか、歌唱に説得力が生まれたと言うか、とにかくそんな感じでした。これが「感情を込める」「心を込める」ことの効果なんでしょうね、きっと。

  

あ、そう言えば、1年生の廊下掲示には体育祭の取組で頑張る生徒たちの写真が貼られ、次のようなコメントが添えられていることを思い出しました。

“一生懸命” という心は姿に表れる。人々はそれを見て、 “かっこいいな” と感激する・・・。

心や感情は、何らかのかたちで しかも けっこう鮮明に表れ出るものなのでしょう。