R5 3年生

視野を広げ、将来につながる東京研修を目指して

現在3年生は、東京研修で実施する「班別研修」「職業別研修」の計画を、「総合的な学習」の中で進めています。この研修では、各班で訪問先を決め、移動もすべて公共交通機関を使います。都内の複雑な交通網に戸惑いながらも、インターネットの情報を活用して計画を進めています。

楽しそうに計画を立てている生徒たちの姿を見ていると、自分が中学生だった頃を思い出します。約25年前、私もまた修学旅行で東京に行き、班別研修を行いました。当然その頃はスマホなどなく、学校から 持たされたのはポケベルでした。頼りになるのは、案内標識と必死に調べた計画書のみ。研修当日、都会の喧騒に圧倒され、道に迷いながらも班の仲間と協力して研修を進めたことは、よい思い出であり、同時に、自分の進路決定に大きな影響を与える経験となりました。数年後、私は中学時代の修学旅行で訪れた東京の大学に進学しました。そこでの生活は、私の人生の糧となっています。地元を離れ都会で生活したことは、地元・岐阜のよさを再認識することにもつながりました。「地元に恩返しをしたい」という思いをもち、大学卒業後、私は岐阜に戻りました。

3年生の生徒たちが、この研修を計画に沿ってやり切ることができますように。そして「普段の生活の中ではなかなかできない経験を積む」「首都・東京を体感し、より一層視野を広げる」といった目的を達成できますように・・・。

生徒たちの将来につながる東京研修になることを願っています。