R5 3年生

音楽授業より 〜学びは止まっていなかった〜

生徒たちが、音楽授業の最初に『クラッピング・ラプソディ』の演奏をしました。使用するのは楽器でも歌声でもありません。拍手による演奏です。パートに分かれての演奏は軽快そのもの、それを聴く者の体が自然と動き出すほどでした。聞けば彼らは、1年生の頃からこれを学んできたそうです。彼らが過ごしてきた中学校時代は、コロナの影響で音楽の授業にも様々な制限がかかっていました。合唱も器楽演奏も十分にできません。教科担任はその代替として、このクラッピングを学ばせたようです。リズムを体感すること、音の豊かな重なりを知ること、そして、音楽の楽しさを実感すること。クラッピングを通じ、音楽の“学習内容”の多くが身についているように感じました。コロナによる様々な制限の中でも、彼らの学びは止まっていなかった・・・そんなことを感じました。うれしい実感でした。