*「3年生」ブログ『ブックトーク by. 西尾先生(図書支援員)』と併せてお読みください。
「レジリエンスをテーマにブックトークをお願いできないでしょうか?」
図書支援員の西尾幸子先生にそんな依頼をしたのは、昨年度の3月でした。「レジリエンス」は復元力、回復力、(心の)しなかやかさ等と訳されます。困難に直面しても “折れない心” を獲得したいと、今年度は各教室および廊下に下のような掲示がしてあります。「レジリエンス」の伸長は、本校の大きなテーマのひとつなのです。
私の依頼に対し、西尾先生は最初 難色を示されました。当然ですよね。1時間のブックトークをするためには、かなりの冊数を読了せねばなりません。しかも今回は「レジリエンスをテーマに」というオーダー付き。そもそもそのテーマに合う本を、まずは探し出さねばなりません。間違っても安請け合いできることではないのです。
あの日「お受けしますが、夏ぐらいまで待っていただけますか?」と承諾くださった西尾先生のブックトークが、本日、晴れて実施されました。紹介された本は全部で10冊(併せて流行歌が1曲)。そのチョイスに至るまでに、さあ、何冊の本を読了されたのでしょう・・・? それを想像すれば、もう、言い出しっぺの私としては『感謝』の二文字しかありません。いわば “図書” のプロに私なんぞがあれこれ評するのも気が引けますが、西尾先生のブックトークは立て板に水のごとく滑らかで中身が濃く、“クン!” と引き込まれる魅力に満ちていました。まさにプロの仕事です。その裏に、入念なる準備と、生徒たちの心にメッセージを届けたいという熱い思いを読み取るのは、私だけではないはずです。
「西尾先生!生徒たちと同様、私もまたレジリエンスを大切に生きていきます!」そんな気持ちにさせられた1時間を、どうもありがとうございました。私も、引き続き読書を楽しみたいと思います😊